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ゆるくまにあ!

ゆるくまにあ! 《第31話》

JUGEMテーマ:ものがたり


「じゃあ、そろそろ出発するか!!」

「ドキドキするクマ〜」

笠間稲荷神社に来ていたケルくんとウメッピ。
今日は、笠間の稲荷兄弟から、栽培している栗をみんなで拾おうと誘われて
はるばるやってきたのです。


「それにしても、栗の栽培までやっていたとはな・・・」

「茨城県は、明治30年頃から栗の栽培を開始して
 栽培面積、生産量ともに、栗の生産地として全国第一位だからな」

「一位なだけじゃなくて、実が大きくって美味しいから
 茨城の栗は、全国的に有名なお菓子屋さんとかに、よく使われているんだよ!」

「中でも、笠間の栗っていうのは、有名でな・・・
 10月には『笠間新栗まつり』も開催されるしな」

「栗まんじゅう、モンブラン、栗のパウンドケーキ、栗トリュフ、栗ソフトクリーム、マロンパフェ、栗プリン、栗ミルクジャム、栗甘納豆、栗タルト・・・

 お菓子だけじゃなくて、栗おこわ稲荷、栗釜飯、栗スープ、栗のカレーシチュー、栗会席にフレンチの栗フルコースまで、笠間ではあちこちのお店で栗を使った料理を食べられるんだよ!!」

「知らなかったクマ〜」

栗拾い1.jpg

「モンブラン・・・栗ご飯・・・栗ようかんに、栗きんとん・・・!!
 栗の料理って、みんな美味しいクマ〜」

「それだけじゃねえ!
 カリウムはリンゴの4倍、ビタミンCは温州みかんと同じくれえあるしよ、
 食物繊維だってサツマイモより多く含まれてんだ」

「兄者、昨日の夜必死に勉強してたの、
 役に立って、よかったね!!」

「・・・・・何のことだかわからねえな!!!」

栗拾い2.jpg


 ガサ   ガサ  


「この辺だな・・・ 
 ああ、いい具合に実ってるみてえだな」

栗拾いポイントに着いたケルくんたちは、
辺りの木々を見渡しました。


「おおお!!!」

「栗がなってるクマ〜!!!!」

イガの間からこぼれ出さんばかりに、たわわに実った大きな栗に
ケルくんたちのテンションもMAXです。

栗拾い3.jpg

地面にも、足の踏み場がないくらい、たくさんのイガが転がっています。

「これだけ落ちていると、苦労して大きな籠を背負ってきた甲斐も
 あるというもんだぜ!!」

「ウメさん、出発からずっと
 籠ごと僕の頭の上にいt・・・・ 目がぁぁぁ! 目がぁぁぁぁぁ!!」

不満気に口をとがらせたケルくんに、光速で目潰しを食らわせると
パタパタと地面に降り立つウメッピ。

栗拾い4.jpg

「こうやって、トングで掴んで集めて
 足を上手く使ってイガを剥いて、中身の栗を出すんだ、いいか?」

まず、キツネの兄者が栗を拾ってお手本を見せます。

栗拾い5.jpg

ケルくんたちは、鋭いイガにおっかなびっくり
そっとイガを踏みつけてみると、ポロン、と中身が転がり落ちました。

「取れた!!!」

「すげえええ!!!」


「皮に張りと光沢があって、ずっしり重てえやつが、旨い栗だから覚えとけよ」


 ザクッ   ザクッ   ポロン!


「どんどん採れるクマ〜!!」

「オレの栗が、1番旨そうだぜ!!」

コツを掴んできたケルくんたちは、次から次へと栗を拾っては
イガを足で踏み、中の栗をカゴへポーイ!!


「イガが、いたいクマ〜」

「ケル坊、イナリの坊主!!
 火ばさみ暦ウン百年、毎日五右衛門風呂を焚いて鍛えたこのオレの、
 鮮やかな手付きを見ろ!!!」


 ワー ワー


「兄者! 今年の栗拾いは、すっごく賑やかで楽しいね!!」

「そうかイナリ、よかったな」

嬉しそうなイナリくんを見て、キツネの兄者も
胸がポカポカして、なんだかいい気持ちになりました。

栗拾い6.jpg


「ん? この栗は、一体どうしたのかクマ??」

カゴを地面に降ろして一休みのケルくん。

何やら、所々が黒ずんだ栗が、まとめてこそっと置いてあるのを見つけて、
思わず首を傾げました。

不思議な色をしていますが、ツヤツヤで大きく、丸々として
とっても美味しそうな栗です。

栗拾い7.jpg

「こんなに美味しそうな栗なのに、どうしてここに置いておくのかクマ?
 みんな、持ち帰らないのかクマ??」

しめしめと手にとったケルくんが、何気なく栗を
くるっと裏返してみると・・・・




「バーブゥー」

「!!!??!?!???」

栗拾い8.jpg

「どうしたケル坊!?」

しりもちをついたケルくんに駆け寄るウメッピ。


「あぁ、そこらへんに置いた栗は、虫に食われてたから、除けておいたんだ!
 驚かせて、すまねえな」

「兄者の栗は 《ノーヤク》を使ってないから、ときどき虫に食べられちゃうことがあるんだって!」

「ふむ・・・ 消毒していない、安全な栗である証拠だな!」

「なーんだ、びっくりしたクマ〜」

「バブバーブゥー」


 ◆◆◆


たくさん落ちていた栗も、あらかた綺麗に取り尽くされて、
ケルくんたち栗拾い隊は、心地よい疲労感とともに、うーん、と伸びをしました。隊員たちのカゴは、秋の恵みで満タンです。


「お前さん方・・・ よかったら、また来年も拾いに来てくんねえか
 こんだけあると、とても食いきれねえからよ!!」

「兄者の栗、とっても美味しいから、早く食べてみてね!!」

丸々とした栗のぎっしり詰まったカゴを背負ったキツネの兄者とイナリくんは
大きく手を振りながら、見えなくなるまでケルくんたちを見送ってくれました。



「栗拾い、とっても楽しかったクマ!」

「早速、帰ったら皮むきだな!」

ケルくんたちも、ほくほくの栗に思いを巡らせながら
うんしょ、うんしょと、それぞれのカゴを背負って歩きます。


「そうだケル坊よ! これだけたくさん採れたんだ、
 シー姐さんにも、お裾分けしてやろうぜ!!」

「ウメさん!
 それは、とってもいいアイデアクマ!!!」

ウメッピの提案に、ケルくんも大喜びです。

栗拾い9.jpg

「こっちの籠に、詰めていこうぜ!!」

「大きい栗・・・ あっ!これクマ!!
 これと、これも!!」

ケルくんは、大きなカゴから、可愛らしいバスケットへと
ポイポイと栗を詰め込みました。

栗拾い10.jpg

こうしてケルくんとウメッピは、早速、栗の入ったバスケットを大事そうに抱えると、シーちゃんの暮らしている家へと、出かけていったのでした。


《第32話へつづく!》


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  • 2014.09.26 Friday
  • 08:00

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